皆さま、こんにちは。

7月11日~15日までの5日間、滋賀県大津市の全国市町村国際研修所で開催された、
市町村議会議員研修 地方自治基本コースに参加しました。

会場は琵琶湖のすぐそば、研修に集中できる落ち着いた環境で、5日間みっちりと地方自治の基本について座学とディスカッション。

jiam


参加者は全国から集まった58人の市町村議会議員の皆さんで、人口規模も数千人から100万人までまちまち、所属政党も無所属含めまちまち、議会構成、給与や政務調査費もそれぞれ。
共通しているのは、政治を変えたい、議会を変えたいという思いの強さ。
同じ地方議員でもそれぞれ違ったバックグラウンドを持った方々と、地方自治の基本を学び、情報交換できた貴重な5日間でした。基本コースのため、新人議員、2期目が大半を占めていました。

内容は、
・地方自治制度の概要

・諸外国の地方自治制度と選挙制度について

・地方税財政の課題と行財改革のありかた

・地方自治法・議会制度について

・議会改革について 講義とグループディスカッション

大変白熱した講義とディスカッションでした。講師の先生方は、官公庁で地方自治の第一線で活躍され、現在大学・大学院で活躍されている方々でした。

栗山町など、議会基本条例などの先進事例も学びました。

研修の内容:JIAMホームページより

最終日は終日地方議会改革についてのディスカッションでした。地方議会改革の議論で話題になったのは、議会の公開など議会と住民の距離を近づけるために、議員がやるべきこと、議会としてやるべきことについて。

講義でも、議員同士の意見交換でも出てきたのが、

・議員の活動内容、議会の活動内容が住民の方々対してまだまだ知られていないという現状があること
・現在の議会の傍聴制度、インターネットなどの議会公開など、議会を住民の方々により知っていただくためにはまだまだ努力が必要なこと。最近ではITの活用も重要な手段であるが、民間企業のIRなどに大いに学ぶ必要があること。
・議会基本条例の制定(栗山町議会など)
・議会報告会(議会全体として)を行うことの必要性。現在は開催する議会が少ないため、年1回から開催し、広 げていくことの重要性

また、会社員や女性などの声を代弁する層の議員はまだ日本では少なく、ケーススタディーで学んだフランスの議会などのように会社員や公務員が立候補しやすい体制、議員の兼職(地方議員と国会議員、首長の兼務などの制度)をもっと日本でも作るべきだという声も大変多くありました。

会社員出身の女性議員として、より住民の方々に近い立場で問題解決や新しいまちづくりができるよう頑張ってまいります。

大変大きな学び、議員の方々とのネットワークづくりの機会になりました。学んだことはしっかり活かしてきます。
また、研修で学んだ議会改革のトピックスについては改めて記事にする予定です。

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