皆さん、こんばんは。

本日は、清澄にある東京都江東治水事務所 水門管理センターを、会派の議員全員で視察しました。
アレンジは区の職員の方にしていただき、同行いただきました。
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江東区は、東部低地帯と呼ばれる低地(荒川、墨田、大田、江戸川、葛飾も同様)で、沖積層と呼ばれる軟弱な土砂が厚く堆積していて、荒川、隅田川などの大きな河川と、内部河川が縦横に流れている地形にあります。
 このような地形の為、過去たびたび洪水や高潮などの水害に見まわれ、明治以降は地下水のくみ上げにより、地盤沈下が発生し、自然災害に弱い土地とされていました。

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☆立体地形図。水色、青のところは地盤高が低いところです。

このため、東京都では、治水や護岸整備などを重点的に行ってきました。

東京都では、東部低地帯を高潮、津波などの水害から守るため、防潮堤や水門を設置しているのですが、水門管理センターは、河川にある水門を管理している施設で、河川局の管轄になります。
(運河、東京湾に面する部分にある水門は東京都港湾局の管理。)

24時間265日体制で高潮、津波から東京都を守るために、水門や排水機場という設備を守る「水門管理システム」について説明を受け、管理センターを実際に視察しました。

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水門は東京都江東治水事務所が管理。一部水門、排水機場は区に操作委託されています。
管理はICTを用いて実施されており、通信設備も光ファイバーで二重化、更に無線局を自営で設置し、無線通信で水門管理ができるよう、万全を期しているとの事でした。

東日本大震災の発生以降、区議会でも津波時の水門の開閉については議論がありました。
水門の管理は都の河川局(河川)、港湾局(運河、東京湾)が実施しているため、答弁についても東京都からの情報として聞いていましたが、実際に施設を見学して、水門管理の安全性について理解することが出来ました。
百聞は一見にしかず、水防を知る意味で、意義のある視察でした。

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