今日は、深川第七中学校を会派で視察しました。
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江東区内の学校におけるICT活用について調査し、区への提言につなげていくことが目的です。
社会、英語の授業で電子黒板を使っている様子を視察した後、今泉校長、教育委員会の指導主事と意見交換。

江東区の小中学校では、平成19年より3台ずつ電子黒板が導入されています。
深川七中は、平成22、23年度に「学校力を高める教育活動の推進」を主題に研究を行い、ICTを活用した授業の推進に取り組んできた学校です。

3年生の社会科、1年生の英語を視察。

☆3年生 社会科:「国際連合」について
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教科書やインターネットの検索画面を映し出して活用。
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教科書は説明する部分を拡大しながら説明。
今日の授業では板書はなく、電子黒板を自在に使いながら絶えず、生徒たちに問いかける対話型の授業でした。板書が無いことで、黒板を書き写したりする手間もなくなるので、その分スムースに対話が出来ているように感じました。

インターネットを使って「現在の国際連合の加盟国数」を調べるシーンがありましたが、最新情報を授業で知らせるためには電子黒板を使うのは有効です。

☆1年生 英語
板書と電子黒板の併用。教科書の音読の際には電子黒板に教科書を拡大して映しだしていました。
教科書にマーカーを引いて強調することも電子黒板では自在にできるので、便利です。
電子黒板一本で授業をしていた社会科に比べ、電子黒板の利用は、書画カメラ的な利用でした。
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教科書の音読や発音練習は、電子黒板画面に教科書を表示させ、生徒全員で立って行っていました。

2つの授業を通じて、電子黒板は、教科書を拡大して映し出したり、インターネット検索画面を使ったり、割と自然に運用されていました。
ビジネスの世界で、プレゼン資料をプロジェクターに映しだして説明しているのと同じようなイメージです。

現在は電子黒板の運用状況は、学校や先生によってまちまちで、電子黒板を使う教科なども異なります。
深川七中では、社会科、英語、数学の利用にほぼ限られているとの事でした。
それぞれの学校で有効活用して行くためには、1学級につき1台ある方が便利ですし、先生方、学校ごとなどの横の情報共有による、電子黒板を使った授業力の向上も必要だと感じました。

タブレットPCの教育現場への導入など、時代にあった学校のICT化は必要です。
子どものころからPCを当たり前に使いこなすデジタルネイティブ世代にとっては、PCがある環境が普通になるので、教育現場も、一般社会と同じようにICTを使いこなしていく必要があると考えます。

先日見学した葛飾区の本田小学校などの先進事例も参考に、江東区の教育現場のICT化について提案する行く予定です。

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