先日、IT施策の先進都市(全国トップレベル)である、神奈川県藤沢市を視察しました。
ITの活用の先進事例を活用することで、江東区における「ITを活用した区民サービスの向上」に生かすための調査です。
詳しい視察資料もつくりましたので、別途ホームページにアップします。
藤沢市は、湘南の海や自然に囲まれた風光明媚な地域ですが、「田園都市」ならぬ「電縁都市」を名乗っているだけあり、大変IT活用が進んだ地域でした。
(※「地縁」や「血縁」に代わる電子ネットワーク上での新たなつながり、つまり「電縁」によるコミュニティの形成を目指す都市という意味だそうです)
藤沢市ではITの活用に、インターネット黎明期(1996年)から取り組んでおり、行政手続きのオンライン化や市役所内の情報システムの全体最適化による経費削減、市民と協働による地域情報化の推進、などの各施策は全国でも群を抜いています。
中でも素晴らしいのはその理念と、実行するために行政と市民がしっかりと連携していること。
2011年に策定した「藤沢市IT推進指針」では、
将来にわたって住み続けたいまちを実現するために、
市民、地域、行政が連携して、便利で使いやすく、環境に優しいITを活用すること。
「ITは目的を達成するための手段」であり、
重要なのは、
・「何をするか、そのためにITをどのように活用するか」
・単なるシステム構築ではなく、「便利で使いやすいこと」 運営する人や運営する体制
・行政目線ではなく、市民の目線!と役割分担、生活者の実感!
としたうえで、ITの推進を進めています。
各施策が先進的だったのと、整備したITインフラを市民がしっかりと使いこなせるよう、デジタルデバイドの解消に向けた研修やサポートを、NPOの力で細やかに行っていることでした。
もうひとつの調査項目は、「子育て情報ネットワーク事業」について。
ITを活用した子育て情報の発信に関する先進事例を、江東区の子育て情報発信事業に役だてるためです。
江東区では、6月から「江東区子育て情報ポータルサイト」を運用開始を始めたばかりです。
視察の際は、藤沢市の子育て支援課にお話を伺い、
子育てポータルサイトの運用を行っているNPO法人地域魅力の理事長さんにサービスの詳細、運用に向けて子心掛けていることをじっくり聞かせていただきました。
子育てに役立つ情報を、地域の情報発信に卓越した「NPO地域魅力」が編集長の役割で、積極的に取材し、分かりやすく伝えることに力を入れていることがわかりました。
地域魅力は、子育て支援団体ではなく行政や民間、NPO同士の連携に卓越した事業者で、藤沢市の地域の魅力向上のために様々な事業を行っています。
(地域魅力の事業概要)
☆子育てネットふじさわ
藤沢市では、市民との協働に力を入れており、NPOの立ち上げ、育成を長年にわたって支援し、行政を市民とともにつくりあげるということが徹底されているため、優秀な人材が多く、多方面で活躍しています。
ITの活用だけでなく、市民協働のあり方についても大変勉強になる視察でした。
しっかりと江東区政に生かしてまいります。
詳細は6月10日10時からの「あやこcafe」でもお話させていただきます☆ミ
ぜひお越しください。
【視察概要】
■訪問日:2012年5月21日(火)13:00~15:00(藤沢市役所)
15:00~16:00(NPO地域魅力)
■訪問先:
藤沢市 議会事務局
総務部IT推進課
子ども青年部 子育て支援課
特定非営利活動法人 地域魅力
(子育てネットふじさわ 運営事業者)
■ヒアリング内容:
1.藤沢市のITが目指すこと
2.電子自治体の推進
①行政手続き等のオンライン化の拡充
②業務システムの全体最適化と経費削減
③ITガバナンスの構築
3.情報セキュリティ対策、および災害時等の業務継続
に関する取り組み
①ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の導入
②IT-BCP(ITに関する業務継続計画)の策定と
IT継続マネジメントシステムの導入
4.市民との協働による地域情報化の推進
5.子育て情報ネットワーク事業について
(子育てネットふじさわ・子育てメールふじさわ)
視察報告書は、鈴木あやこホームページ「視察報告」のページに後日アップします。
ITの活用の先進事例を活用することで、江東区における「ITを活用した区民サービスの向上」に生かすための調査です。
詳しい視察資料もつくりましたので、別途ホームページにアップします。
藤沢市は、湘南の海や自然に囲まれた風光明媚な地域ですが、「田園都市」ならぬ「電縁都市」を名乗っているだけあり、大変IT活用が進んだ地域でした。
(※「地縁」や「血縁」に代わる電子ネットワーク上での新たなつながり、つまり「電縁」によるコミュニティの形成を目指す都市という意味だそうです)
藤沢市ではITの活用に、インターネット黎明期(1996年)から取り組んでおり、行政手続きのオンライン化や市役所内の情報システムの全体最適化による経費削減、市民と協働による地域情報化の推進、などの各施策は全国でも群を抜いています。
中でも素晴らしいのはその理念と、実行するために行政と市民がしっかりと連携していること。
2011年に策定した「藤沢市IT推進指針」では、
将来にわたって住み続けたいまちを実現するために、
市民、地域、行政が連携して、便利で使いやすく、環境に優しいITを活用すること。
「ITは目的を達成するための手段」であり、
重要なのは、
・「何をするか、そのためにITをどのように活用するか」
・単なるシステム構築ではなく、「便利で使いやすいこと」 運営する人や運営する体制
・行政目線ではなく、市民の目線!と役割分担、生活者の実感!
としたうえで、ITの推進を進めています。
各施策が先進的だったのと、整備したITインフラを市民がしっかりと使いこなせるよう、デジタルデバイドの解消に向けた研修やサポートを、NPOの力で細やかに行っていることでした。
もうひとつの調査項目は、「子育て情報ネットワーク事業」について。
ITを活用した子育て情報の発信に関する先進事例を、江東区の子育て情報発信事業に役だてるためです。
江東区では、6月から「江東区子育て情報ポータルサイト」を運用開始を始めたばかりです。
視察の際は、藤沢市の子育て支援課にお話を伺い、
子育てポータルサイトの運用を行っているNPO法人地域魅力の理事長さんにサービスの詳細、運用に向けて子心掛けていることをじっくり聞かせていただきました。
子育てに役立つ情報を、地域の情報発信に卓越した「NPO地域魅力」が編集長の役割で、積極的に取材し、分かりやすく伝えることに力を入れていることがわかりました。
地域魅力は、子育て支援団体ではなく行政や民間、NPO同士の連携に卓越した事業者で、藤沢市の地域の魅力向上のために様々な事業を行っています。
(地域魅力の事業概要)
☆子育てネットふじさわ
藤沢市では、市民との協働に力を入れており、NPOの立ち上げ、育成を長年にわたって支援し、行政を市民とともにつくりあげるということが徹底されているため、優秀な人材が多く、多方面で活躍しています。
ITの活用だけでなく、市民協働のあり方についても大変勉強になる視察でした。
しっかりと江東区政に生かしてまいります。
詳細は6月10日10時からの「あやこcafe」でもお話させていただきます☆ミ
ぜひお越しください。
【視察概要】
■訪問日:2012年5月21日(火)13:00~15:00(藤沢市役所)
15:00~16:00(NPO地域魅力)
■訪問先:
藤沢市 議会事務局
総務部IT推進課
子ども青年部 子育て支援課
特定非営利活動法人 地域魅力
(子育てネットふじさわ 運営事業者)
■ヒアリング内容:
1.藤沢市のITが目指すこと
2.電子自治体の推進
①行政手続き等のオンライン化の拡充
②業務システムの全体最適化と経費削減
③ITガバナンスの構築
3.情報セキュリティ対策、および災害時等の業務継続
に関する取り組み
①ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の導入
②IT-BCP(ITに関する業務継続計画)の策定と
IT継続マネジメントシステムの導入
4.市民との協働による地域情報化の推進
5.子育て情報ネットワーク事業について
(子育てネットふじさわ・子育てメールふじさわ)
視察報告書は、鈴木あやこホームページ「視察報告」のページに後日アップします。