7月7日、8日の2日間、丸の内朝大学と福島大学の連携プロジェクトである、「福島復興学」のフィールドワークに参加してまいりました。

このプロジェクトは、
東日本大震災と原発事故などの影響により、福島県は、多様で複雑な問題があふれていて、行政やマーケットが単体で課題解決を行うことが困難な状況であるということを踏まえ、

福島の抱える課題のなかでも波及性・緊急性が高い、「食」「観光」「仕事づくり」にテーマを絞り、事前講義と現地でのフィールドワークと合わせた解決策を議論するという内容のものです。

 江東区では、東雲の公務員住宅に1000人以上の被災者の方々が避難生活を余儀なくされており、行政と地域の町会などの住民団体、ボランティアの方々などを中心に支援が行われているのですが、私自身、なかなか支援に携われていないという思いがありました。
 そこで、自分事として福島復興についてもう少し踏み込んで考え、個人レベルと区議会議員としての両面の立場から、できることを考え、実現したいと思い、このプロジェクトに応募。
運良く参加できることになりした。

7月2日(月)~5日まで毎朝、「食」「観光」「仕事づくり」に関する事前講義を経たうえでの現地のフィールドワークへの参加でした。

1日目

■アクセンチュア 会津大学イノベーションセンター
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■果物農家、芳賀滋介さんの経営する滋介フルーツガーデン。
紅玉のリンゴジュースを購入し、おいしさに感動。
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■伝統工芸 BITOWAと小澤ろうそく店
ご主人と奥様から、和ろうそくの製造工程や、手仕事の継承などのお話を頂きました。
手仕事ならではの風合いのろうそくですが、技能の継承、後継者の育成はは課題だそうです。
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BITOWAは、伝統工芸である会津塗を、現代のデザインで市場に提案するプロジェクト。
写真はメンバーである、関美工堂の関昌邦さんによるiPhoneカバー。
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■くつろぎ宿 千代滝では、滞在と、観光についての講義を

2日目

■バイオマス発電を行う「グリーン発電会津」
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■榮川酒造
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■会津藩の藩校「日新館」で講義と意見交換

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など、充実した視察内容でした。

復興の課題は多面的で複雑ですが、まずは現地に行って、観光し、まちの良さや食などを味わい、地元の人たちに話を聞いてみること、良かったことを人に伝えるということが、風評被害を抱えるまちの復興支援に関しては、誰でもできる一つの入り口になることがわかりました。

復興支援が抱える課題は、非常に多様で複雑な問題で、一言で言い表せない部分もありますが、
今回の復興学講座の具体的な内容や得たことは、報告資料などを作成し、自分なりに考察を加えながら、区民を中心とする皆さまと意見交換していきたいと思っています。

関係者の皆さまありがとうございました!今後ともよろしくお願いします。

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