本日、午前中は広島市役所を視察。
hiroshima


昨日から現地視察をしている「水の都ひろしま」のほか、「青少年支援メンター制度の推進」について関係部局からお話を伺いました。詳細については後日視察報告を行いますが、本日は、概要をブログにてお伝えします☆

青少年支援メンター制度
 メンタ-と呼ばれる人生経験の豊富な大人(メンター)が、子どもと1対1の関係で、子どもの発達段階等に応じて1年間に渡って週に1・2回、1回あたり2時間程度の交流を行い、子どもとの信頼関係を築きながら、精神的成長を促すことを目的にした制度。

「今の自分を変えてみたい」「視野や可能性を広げたい」「悩みを解決したい」など、多様な気持ちをもつ子どもたちが、ボランティアのメンターとの交流を通じ、精神的な成長や問題解決をはかっていく施策の概要や運用上の課題を担当者から伺い、実際のメンターと子ども(プロテジェ)のメンター制度の現場を含んだ紹介DVDを視聴しました。

この制度は、広島市こども未来局こども・家庭支援課が主管で8年間の実績を持つ事業。
秋葉前市長の選挙公約により、開始されたそう。
2年前に教育委員会から主管部署が移管し、類似事業(ひとり親家庭等児童訪問援助事業・ふれあい心の友援助事業)を完全統合して今に至っています。

メンターの年齢は、大学生から高齢者まで幅広い構成。 
 交流内容については、これといった決まりはなく、担当のメンターが、子どもさんとの人間関係や子どもの様子や要望を考えながら交流を組み立てるということで、話し相手になるだけではなく、一緒に遊んだり、料理をしたり、宿題をみたり、スポーツ観戦をする・・・など多岐にわたる活動を、メンターとこども双方の信頼関係をもとに実施しているとのこと。

青少年支援メンター制度の利用に関する費用は無料。
メンターには、実費弁償として広島市から交流1回当たり600円を支払う。
こどもとの交流にともなう費用や報告書の郵送代、面接・研修のための交通費は自己負担です。

広島市全体のメンターと子どもたち、家族を対象にした「わくわくメンターまつり」などの交流も充実して折り、メンター同士の交流などもしています。

広島市側は、事務局4名が運営にあたっており、学校の教員、校長先生経験者など、こどもに接する経験が豊富な職員が丁寧にメンター制度の運営にあたっています。

メンター制度は、アメリカでは100年の歴史を持つ一般的な政策。
日本で初めての事例で、他の自治体からも関心を寄せられることは多いが、なかなか実現に至らないということがあるそうです。

大変参考になる政策でしたので、これを機会に勉強していきたいと思います。
次のブログ記事では、水都ひろしまづくりについてご報告します。



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