本日、渋谷駅直結の商業施設、ヒカリエ8階にある「渋谷区防災センター」「区民サービスセンター」の視察を行いましたので、概要についてお伝えします。
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1・渋谷区防災センター
☆防災センター施設概要

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渋谷区防災センターは、区の防災課が区役所内から移転し、区の災害対策の拠点「防災センター」として生まれ変わったもので、ヒカリエの開業2ヶ月後の2012年6月に、ビルの8階にオープン。

災害発生時には初動対応や区民・地域・防災機関との連携拠点となる災害対策本部を設置されるようになっている施設で、同じフロアに危機管理対策課、防災課執務室が設置されています。
防災センターの工事費は建築2億円、無線システム更改などあわせて8億円、合計10億程度とのこと。

☆渋谷区の防災対策

東日本大震災の教訓を生かし、強化された渋谷区の災害対策について説明頂きました。
「地域防災力、個人防災力の向上」
「災害に強いまちづくり」
「被災者への対応」
「帰宅困難者対策」に重点がおかれています。
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つづいて、防災センター開設にあわせて、防災情報システムを導入したということで、システムの詳細について説明を頂きました。
防災情報システムは、55インチのスクリーン4面でみることができ、高所カメラの設置などにより、災害による倒壊や火災など、地域の被災状況を積極的に把握できるなど、優れた性能を誇っています。
災害時要援護者の情報を地図に落としてデータベース上で管理できる機能も備えています。
防災無線は今年度デジタル化、同報無線も増強したとのことです。

☆高所カメラの映像
左右に動き、区内を一望できる高性能なカメラ。被災状況はズームで確認。
各避難所の拠点やカメラで羽田空港、スカイツリーなど23区全体を一望することができます。
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☆渋谷区防災システム
被害状況、こどもの安否、要援護者、避難所情報、帰宅困難者などの情報の確認ができる機能について画面を見せて頂きました。

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2・渋谷区区民サービスセンター
2012年6月4日開設。
窓口開設時間は平日11時から19時まで、土曜日は9時から12時まで。
ヒカリエのオープンが10時、職員の勤務が8時間等が時間設定の理由だそうです。
(区役所、各出張所(10箇所)は8:30〜17:00)
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平日80人、土日は利用者が多く100人。
正規職員5名で運用し、窓口は業務委託。カウンターは10席。

説明いただいた後に区民サービスセンターを施設見学。
待ち人数をわかりやすく表示した表示板もありました。
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なお、本日の視察は民主党の東京都の自治体議員団の皆さんと一緒でした。
各区の議員からも活発な質問が出たことで、大変に参考になりました。

対応頂いた渋谷区の職員の皆さま、調整頂いた議員団の事務局に感謝です。
素晴らしい施設で、大変参考になりました。
江東区の防災施策、窓口サービスの向上のために生かして行きたいと思います。

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