本日は、浦安市中央図書館を視察しました。
浦安市の図書館については、全国でも注目されており、かねてから評判が高かったのですが、115万冊を誇る蔵書や、リファレンスの充実など、素晴らしく、江東区の図書館の充実のためにも大変参考になる内容でした。
視察メモと館内の写真などをもとに、内容について紹介します。
☆浦安市について
浦安市は、埋立事業で市域を4倍に拡大し、ディズニーリゾートの誘致などを契機に発展をとげたまち。人口は16万人。
東日本大震災では、液状化による被害を受け、復旧作業に全力で取り組んでいる。
☆浦安市図書館の概要
お子さんからお年寄りまで、全ての市民に対して図書館サービスを提供。
①どこでも②専門性③誰にでも利用できる。
をモットーとして図書館サービスを提供。
図書館が知識の宝庫としての役割を担うため、蔵書の充実、リファレンスの充実、誰もが利用しやすい環境づくりなど、全国でも有数のサービスを実現している。
①どこでも
中央館と7つの分館からなり、8つの分館がネットワークを構成し、市内のどこの場所からでも歩いて10分で、市民はいずれかの図書館にアクセス可能。
どこでも本を借りられることが特徴。
115万冊、年間200万冊の貸し出しがあり、利用率は全国でも有数の高さを誇る。
浦安市図書館にないものでも、国会図書館や千葉県の図書館から本を取り寄せる。
明海大学図書館とも連携し、市民が図書館を利用できる。
新浦安駅前には、図書サービスコーナーをー設置。(シルバー人材センターに委託)午前7時から午後9時まで対応、祝日、年末年始を除き、いつでも利用できる。
他の駅でも行政サービスセンターで図書を貸し出し可能。市民課窓口が対応。
自動貸出機
②専門性
図書購入費は同一規模の自治体の中では一番多く、蔵書100万冊。
年間図書費は8300万円、雑誌など資料費を加えて1億。
一人当たり7冊の蔵書(全国の公立図書館の平均は3冊)
閉架書庫
毎週選書会議が行われ、蔵書構成検討委員会を設置し、蔵書の専門性をはかっている。
新着図書もいち早く選書して、蔵書に反映。
市内にあるアジア経済研究所と連携し、関係資料の展示や、研究者によるセミナーを実施。
③誰にでも
レファレンス室を設置。全員が司書資格を有し、市民に対し、資料案内、利用案内、調査などに応じている。
本の調べ方を記載したパスファインダーの資料も手作りで定期的にメンテされ、充実。
メールでもレファレンスサービスに対応している。
図書館検索システムは大人用、子供用、英語があり、調べやすい
ビジネス関連にも力を入れている。
ビジネス関連の有料データベースの情報を入手することもできる。(平成15年から)
ビジネス支援セミナー、創業支援セミナーなどを行っている。
(現在は商工会議所が主催)
浦安市関係書籍も充実。
東日本大震災関係の記事、特に浦安市の液状化被害の資料などはしっかりと分類され、多く展示されていました。
新聞記事のスクラップの他、タウン誌、ミニコミ誌も大きく取り揃えられていましたが、浦安市の市議会議員、会派のチラシもファイリングされており、驚きました。
職員が街頭で受け取ったものや、議員本人、会派からの提供だそうです。
新聞も主要紙、地方紙、専門紙に加えて、各政党機関紙も。
長く読み継がれた本や、評価が定まった本の展示。
4ヶ月以上の赤ちゃんと保護者にブックスタート事業を提供。
保育園、幼稚園、小学校に司書を派遣し、ブックストーリーテリングを実施。
子どもの成長段階に合わせ、子どもと本をつなぐ工夫をしている。
視聴覚室では人形劇を開催していました。
対面朗読、録音、点字図書の充実など、誰もが本を読める環境を提供。
調査、閲覧席では仕切られた席で、誰もがPCが利用できる。
ラウンジでは飲食しながら図書の閲覧も可能。
カフェは障がい者雇用で運営しているとのこと。
質疑応答の際に、電子書籍への対応を伺ったところ、平成27年度より電子書籍を導入予定とのこと。行政資料の電子化とあわせて対応する方針だそうです。
☆視察用資料から一部を紹介。
☆☆
説明を伺った後に、館内を詳しく視察しました。
充実した蔵書や、見やすく、本の魅力を引き出す展示方法、働いている職員さんやスタッフの方々の姿、など本当に素晴らしかったです。
私自身、図書館政策については議会質問でも力を入れており、これまでにも全国の先進的な図書館を視察、調査を行っているのですが、浦安市図書館の取り組みは参考になりました。
江東区の図書館施策の充実の提案にも生かしていきます。
対応いただいた浦安市の職員のみなさま、一緒に視察に同行頂いた台東区の本目さよ議員には感謝いたします。
ありがとうございました!
浦安市の図書館については、全国でも注目されており、かねてから評判が高かったのですが、115万冊を誇る蔵書や、リファレンスの充実など、素晴らしく、江東区の図書館の充実のためにも大変参考になる内容でした。
視察メモと館内の写真などをもとに、内容について紹介します。
☆浦安市について
浦安市は、埋立事業で市域を4倍に拡大し、ディズニーリゾートの誘致などを契機に発展をとげたまち。人口は16万人。
東日本大震災では、液状化による被害を受け、復旧作業に全力で取り組んでいる。
☆浦安市図書館の概要
お子さんからお年寄りまで、全ての市民に対して図書館サービスを提供。
①どこでも②専門性③誰にでも利用できる。
をモットーとして図書館サービスを提供。
図書館が知識の宝庫としての役割を担うため、蔵書の充実、リファレンスの充実、誰もが利用しやすい環境づくりなど、全国でも有数のサービスを実現している。
①どこでも
中央館と7つの分館からなり、8つの分館がネットワークを構成し、市内のどこの場所からでも歩いて10分で、市民はいずれかの図書館にアクセス可能。
どこでも本を借りられることが特徴。
115万冊、年間200万冊の貸し出しがあり、利用率は全国でも有数の高さを誇る。
浦安市図書館にないものでも、国会図書館や千葉県の図書館から本を取り寄せる。
明海大学図書館とも連携し、市民が図書館を利用できる。
新浦安駅前には、図書サービスコーナーをー設置。(シルバー人材センターに委託)午前7時から午後9時まで対応、祝日、年末年始を除き、いつでも利用できる。
他の駅でも行政サービスセンターで図書を貸し出し可能。市民課窓口が対応。
自動貸出機
②専門性
図書購入費は同一規模の自治体の中では一番多く、蔵書100万冊。
年間図書費は8300万円、雑誌など資料費を加えて1億。
一人当たり7冊の蔵書(全国の公立図書館の平均は3冊)
閉架書庫
毎週選書会議が行われ、蔵書構成検討委員会を設置し、蔵書の専門性をはかっている。
新着図書もいち早く選書して、蔵書に反映。
市内にあるアジア経済研究所と連携し、関係資料の展示や、研究者によるセミナーを実施。
③誰にでも
レファレンス室を設置。全員が司書資格を有し、市民に対し、資料案内、利用案内、調査などに応じている。
本の調べ方を記載したパスファインダーの資料も手作りで定期的にメンテされ、充実。
メールでもレファレンスサービスに対応している。
図書館検索システムは大人用、子供用、英語があり、調べやすい
ビジネス関連にも力を入れている。
ビジネス関連の有料データベースの情報を入手することもできる。(平成15年から)
ビジネス支援セミナー、創業支援セミナーなどを行っている。
(現在は商工会議所が主催)
浦安市関係書籍も充実。
東日本大震災関係の記事、特に浦安市の液状化被害の資料などはしっかりと分類され、多く展示されていました。
新聞記事のスクラップの他、タウン誌、ミニコミ誌も大きく取り揃えられていましたが、浦安市の市議会議員、会派のチラシもファイリングされており、驚きました。
職員が街頭で受け取ったものや、議員本人、会派からの提供だそうです。
新聞も主要紙、地方紙、専門紙に加えて、各政党機関紙も。
長く読み継がれた本や、評価が定まった本の展示。
4ヶ月以上の赤ちゃんと保護者にブックスタート事業を提供。
保育園、幼稚園、小学校に司書を派遣し、ブックストーリーテリングを実施。
子どもの成長段階に合わせ、子どもと本をつなぐ工夫をしている。
視聴覚室では人形劇を開催していました。
対面朗読、録音、点字図書の充実など、誰もが本を読める環境を提供。
調査、閲覧席では仕切られた席で、誰もがPCが利用できる。
ラウンジでは飲食しながら図書の閲覧も可能。
カフェは障がい者雇用で運営しているとのこと。
質疑応答の際に、電子書籍への対応を伺ったところ、平成27年度より電子書籍を導入予定とのこと。行政資料の電子化とあわせて対応する方針だそうです。
☆視察用資料から一部を紹介。
☆☆
説明を伺った後に、館内を詳しく視察しました。
充実した蔵書や、見やすく、本の魅力を引き出す展示方法、働いている職員さんやスタッフの方々の姿、など本当に素晴らしかったです。
私自身、図書館政策については議会質問でも力を入れており、これまでにも全国の先進的な図書館を視察、調査を行っているのですが、浦安市図書館の取り組みは参考になりました。
江東区の図書館施策の充実の提案にも生かしていきます。
対応いただいた浦安市の職員のみなさま、一緒に視察に同行頂いた台東区の本目さよ議員には感謝いたします。
ありがとうございました!