本日は、北九州市のエコタウンセンターを視察。
北九州市次世代エネルギーパーク事業の概要を伺った後、エコタウン内の風力発電事業、太陽光発電を現地視察しました。
説明いただいた概要とともに、紹介します。
工業地帯として発展した北九州市は、1950年ごろから環境汚染が激化。
20年間8000億円かけて、公害を克服。
2008年「環境モデル都市」の認定を受け、日本だけではなく、アジアを中心とした世界に向けても環境モデル都市としての発信や、環境対策に関する国際協力を実施している。
【北九州市の環境モデル都市への取組】
◾️緑の成長戦略
北九州市は、日本のものづくりの拠点、鉄鋼、化学、窯業等、日本の産業をリードしてきた。
かつて公害に苦しんだ時代から、産学官民の力を結集し解決してきた。
世界で奇跡と言われる空と海を復活させ、公害を産まない技術を生み出した。
◾️環境未来都市 北九州エコタウン
北九州市は、長年にわたるモノづくりのまち、としての産業基盤や技術力、郊外克服の過程で培われた人材、技術、ノウハウ等を生かし、資源循環型社会の構築を図るための環境保全政策と産業振興政策を統合した独自の地域政策として、1997年より、若松区響灘地区を中心に北九州エコタウン事業を推進。
近接する北九州学術研究都市との提携により、環境分野の教育・基礎研究から技術・実証研究、事業化に至るまで総合的に事業を展開している。20以上の会社がリサイクルに参加。
資源の再利用、リサイクル、ゼロエミッションをエコタウン内で実施。
社会システム・市場システム・処理システムをつくり、法律策定にも関わってきた。
◾️アジア諸国の低炭素社会に向けての取組
アジアの低炭素社会に向けた取り組みを率先しており、アジア諸国との絆が深い。
アジア諸国を中心に環境問題の解決のための協力を行っている。
中国の大気汚染、インドネシアのゴミ問題をコンポスト事業で、カンボジアの水道問題、等をそれぞれの特性を生かした技術力で解決している。
北九州市学術研究都市、KITA等が主体となり、日本の環境技術の発信拠点を担っている。
◾️スマートシティ
地域住民が参加し、賢くエネルギーを使いこなすまちづくり。
八幡東区東田地区では、北九州市 自然、水素、コジェネシステム実証実験を行っている。(北九州市スマートコミュニティ創造事業)
アジアへも環境技術を発信。
行政と企業で「公害防止協定」を締結し公害を出さない仕組みを作っている。
企業も住民に対する見える化を行っている。
◾️環境未来税
北九州市では、ごみの有料化を行ない、分別収集を徹底している。
燃えるゴミ、燃えないゴミという分別ではなく、「家庭ゴミ」(中は10枚330円)と「プラスチック製容器包装」「かん・びん」「ペットボトル」という分類。
回収ボックスでは、行政の職員が指導。
【次世代エネルギーパーク事業視察】
概要説明後、次世代エネルギーパーク内の企業の視察を行いました。
次世代エネルギーパークとは、太陽光発電や風力発電などの新エネルギーを、実際に見て触れて楽しむことを通じて、国が計画を認定し、地方自治体等が整備運営を行うもの。
2013年3月以降、全国で49カ所が選ばれていますが、北九州市はその先駆けとなっています。
◾️風力発電事業(エヌエスウィンドパワーひびき)
◾️太陽光発電(北九州市市民太陽光発電所)
北九州市政50周年を記念し、市民ファンドで平成25年度に設立された太陽光発電所。
入り口のところには、寄付をした市民の名前や、小学生の書いたイラストがありました。
【キャラクター:ていたん&ブラックていたん】
北九州市の環境キャラクターを、エコタウン内や北九州空港など、色々なところで目にしました。
低炭素社会をめざし、「ていたん」という名前のしろくまだそうです。
エコが苦手な「ブラックていたん」というキャラクターもいて、北九州市の低炭素まちづくりや他の事業でも活用されている様子。
ゆるキャラの活用という意味で、気になる存在です。
大変参考になる視察内容でしたので、江東区の環境行政の提言にも生かしていきます。
対応いただいた皆様、ありがとうございました!
詳しくは視察報告書を作成する予定です。
北九州市次世代エネルギーパーク事業の概要を伺った後、エコタウン内の風力発電事業、太陽光発電を現地視察しました。
説明いただいた概要とともに、紹介します。
工業地帯として発展した北九州市は、1950年ごろから環境汚染が激化。
20年間8000億円かけて、公害を克服。
2008年「環境モデル都市」の認定を受け、日本だけではなく、アジアを中心とした世界に向けても環境モデル都市としての発信や、環境対策に関する国際協力を実施している。
【北九州市の環境モデル都市への取組】
◾️緑の成長戦略
北九州市は、日本のものづくりの拠点、鉄鋼、化学、窯業等、日本の産業をリードしてきた。
かつて公害に苦しんだ時代から、産学官民の力を結集し解決してきた。
世界で奇跡と言われる空と海を復活させ、公害を産まない技術を生み出した。
◾️環境未来都市 北九州エコタウン
北九州市は、長年にわたるモノづくりのまち、としての産業基盤や技術力、郊外克服の過程で培われた人材、技術、ノウハウ等を生かし、資源循環型社会の構築を図るための環境保全政策と産業振興政策を統合した独自の地域政策として、1997年より、若松区響灘地区を中心に北九州エコタウン事業を推進。
近接する北九州学術研究都市との提携により、環境分野の教育・基礎研究から技術・実証研究、事業化に至るまで総合的に事業を展開している。20以上の会社がリサイクルに参加。
資源の再利用、リサイクル、ゼロエミッションをエコタウン内で実施。
社会システム・市場システム・処理システムをつくり、法律策定にも関わってきた。
◾️アジア諸国の低炭素社会に向けての取組
アジアの低炭素社会に向けた取り組みを率先しており、アジア諸国との絆が深い。
アジア諸国を中心に環境問題の解決のための協力を行っている。
中国の大気汚染、インドネシアのゴミ問題をコンポスト事業で、カンボジアの水道問題、等をそれぞれの特性を生かした技術力で解決している。
北九州市学術研究都市、KITA等が主体となり、日本の環境技術の発信拠点を担っている。
◾️スマートシティ
地域住民が参加し、賢くエネルギーを使いこなすまちづくり。
八幡東区東田地区では、北九州市 自然、水素、コジェネシステム実証実験を行っている。(北九州市スマートコミュニティ創造事業)
アジアへも環境技術を発信。
行政と企業で「公害防止協定」を締結し公害を出さない仕組みを作っている。
企業も住民に対する見える化を行っている。
◾️環境未来税
北九州市では、ごみの有料化を行ない、分別収集を徹底している。
燃えるゴミ、燃えないゴミという分別ではなく、「家庭ゴミ」(中は10枚330円)と「プラスチック製容器包装」「かん・びん」「ペットボトル」という分類。
回収ボックスでは、行政の職員が指導。
【次世代エネルギーパーク事業視察】
概要説明後、次世代エネルギーパーク内の企業の視察を行いました。
次世代エネルギーパークとは、太陽光発電や風力発電などの新エネルギーを、実際に見て触れて楽しむことを通じて、国が計画を認定し、地方自治体等が整備運営を行うもの。
2013年3月以降、全国で49カ所が選ばれていますが、北九州市はその先駆けとなっています。
◾️風力発電事業(エヌエスウィンドパワーひびき)
◾️太陽光発電(北九州市市民太陽光発電所)
北九州市政50周年を記念し、市民ファンドで平成25年度に設立された太陽光発電所。
入り口のところには、寄付をした市民の名前や、小学生の書いたイラストがありました。
【キャラクター:ていたん&ブラックていたん】
北九州市の環境キャラクターを、エコタウン内や北九州空港など、色々なところで目にしました。
低炭素社会をめざし、「ていたん」という名前のしろくまだそうです。
エコが苦手な「ブラックていたん」というキャラクターもいて、北九州市の低炭素まちづくりや他の事業でも活用されている様子。
ゆるキャラの活用という意味で、気になる存在です。
大変参考になる視察内容でしたので、江東区の環境行政の提言にも生かしていきます。
対応いただいた皆様、ありがとうございました!
詳しくは視察報告書を作成する予定です。