10月11日・12日は大阪で開催された「ミズベリング大阪会議」に行ってきました。
会場は、堂島リバーフォーラム
大阪の水辺活用の先進事例のお話や、水辺の活用に関するアイディアをワークショップ形式で出しあったり、様々なセッションで構成される会議。
主催は一般社団法人水都大阪パートナーズ。水と光のまちづくりを推進する民間事業者として2013年設立され、行政や企業と連携しながら数々の事業を成功させてきた団体です。
大阪の水辺のまちづくり「水都大阪」の取り組みは、大阪府・大阪市・経済界が一体となって進めていますが、その核となるのが、「水都大阪パートナーズ」。
水都大阪の取り組みは、これまで視察を通じて学んでいましたが、政策面を含め、全ての取り組みと、組織体制、新たな施策が体系化された、素晴らしい会議でした。
今回の区議会の代表質問でも、大阪の水辺の素晴らしさは事例として取り上げたところですが、既成概念にとらわれない豊かな発想の「水都大阪」の取り組みの数々を伺ってきました。
撮影した写真の数々と合わせ、イベントについて報告します。
☆ミズベリング大阪会議 写真
☆ミズベリング大阪会議
1日目はトークセッションとワークショップで構成される「ミズベリング大阪会議」
3部構成でした。
大阪の水辺の活用事例から、今後どのように水辺を使いこなしていくか、その先の未来の水辺へとつながる、興味深いお話が続きました。
1・水辺のアクティビティセッション
〜水辺をまちの舞台にする活動をあつめよう
このセッションでは、
水都大阪に相応しい文化創造についてセッション
・水と光、昼と夜の魅力を伝えるコンテンツを世界に発信
・都市の水辺の魅力を発見する
・パブリックを使いこなすそれが大阪流
のテーマで、ディスカッションが繰り広げられました。
コーディネーターは、忽那裕樹氏(水都大阪パートナーズプロデューサー)
パネリストは、大阪や日本の水辺のまちづくりをリードしてきた以下の方々。
岡智恵子氏(光のまちづくり推進委員会プロモーション部会長)
佐藤千晴氏(大阪アーツカウンシル 統括責任者)
玉置泰紀氏(KADOKAWA ウォーカー 統括局長)
山名清隆氏(ミズベリングプロデューサー)
以前の大阪の水辺のお話から、水都大阪の歴史、中心的な取り組みについて、様々な事例に基づくお話でした。
ミズベリングプロジェクトの概要や、活動のコンセプト、目指すものについても紹介がありました
2・水辺のビジネスセッション
〜水辺で楽しい時間を過ごす場所をつくろう
このセッションでは、
市民による水辺の使いこなしのその先をセッション
・水辺の大阪人が都市を楽しみ、分かち合う
・水辺を中心としたまち「大阪」に誇りと愛着をもつ
・水辺をマネジメントする仕組み
のテーマでディスカッションが繰り広げられました。
コーディネーター は、佐井秀樹氏(水都大阪パートナーズプロデューサー)
パネリスト は、水辺のビジネスを成功させてきた、以下の方々。
大江幸路氏(大阪シティクルーズ推進協議会 事務局長)
芝川能一氏(千島土地株式会社 代表取締役)
佐藤裕久氏(株式会社バルニバービ 代表取締役)
平野拓身氏(株式会社ジール 代表取締役)
水辺のビジネスのポイントである3点が、各パネリストの方々が手がける先進的事例をもとに語られました。
1・「楽しい経験や場所を提供」することが、直接の売り上げにつながる。
2・地域の魅力向上に貢献することが、経済波及効果を及ぼす
3・集客を活用したプロモーションを行い、水辺をショールーム化する
水辺で「楽しい」と思える斬新な取り組みを行うことにより、地域の魅力向上や集客にしっかりとつなげていく仕組みづくりや、集客につなげるプロモーション、見せ方の重要性など、様々な気づきがありました。
3.水辺のシビックプライドセッション
〜水辺に人が集い語らうしくみを考えよう
このセッションでは、
市民による水辺の使いこなしのその先をセッション
・水辺の大阪人が都市を楽しみ、分かち合う
・水辺を中心としたまち「大阪」に誇りと愛着をもつ
・水辺をマネジメントする仕組み
をテーマに、ディスカッションが繰り広げられました。
コーディネーター は、泉英明氏(水都大阪パートナーズ プロデューサー)
パネリスト は、以下の方々でした。
伊藤香織氏(東京理科大学 理工学部建築学科 准教授)
嘉名光市氏(大阪市立大学大学院 工学研究科 都市系専攻 准教授)
藤井政人氏(国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境保全調整官)
山崎亮氏(コミュニティデザイナー)
様々な事例により、市民による水辺の使いこなし方や、まちに対する誇り、水辺のマネジメントについて、が紹介されました。
パネリストの中で一番まとまっていて、心を動かされたのは、国交省の藤井政人氏の「水辺って何?」プレゼンでした。
水辺が持つ要素(まち・人・文化・シンボル・歴史・商・川・・・などなど)
色気や恋、癒し、食といった要素もとても重要です。
これからは、水辺を「つくる」だけでなく、「育てる」という視点を持つことが大事。
河川空間としての水辺の活用は、様々な法規制や制約があり、自由に使えない、というのがこれまでの問題点でしたが、水都大阪の取り組みは、大阪府・大阪市・経済界・市民が一体となって、斬新なアイディアや熱意を持って楽しい水辺空間を創造してきた良い事例。
「水辺を使い倒していく」という考えを持って、今後は主体的に水辺のまちを創造していく。
今後の水辺の活用を全国的にすすめていくためには、このような主体的な動きが大事、ということがよくわかり、大変前向きになれるお話でした。
☆水の回廊クルーズ・維新派
会議の後は、会議でも紹介された「水の回廊」を船でめぐり、中之島ゲートへ。
水都大阪パートナーズが共催している事業のひとつである劇団「維新派」の公演へ。
水辺に立地する特設ステージでの野外劇でしたが、大阪の過去から未来につながる歴史観、大阪に対する愛情が溢れる素晴らしい内容でした。
広場に屋台も出ており、訪れる人、観劇する人の賑わいの場になっていました。
学びが多く、水辺に関わる第一人者の方々との出会い、再会もあり、充実しました。
2日目の「水辺スクール」のお話は、また次の記事でご紹介する予定です。
☆ミズベリング大阪会議
☆水都大阪
☆水都大阪パートナーズ
☆ミズベリング大阪会議(1日目)&水辺スクール(2日目)写真
会場は、堂島リバーフォーラム
大阪の水辺活用の先進事例のお話や、水辺の活用に関するアイディアをワークショップ形式で出しあったり、様々なセッションで構成される会議。
主催は一般社団法人水都大阪パートナーズ。水と光のまちづくりを推進する民間事業者として2013年設立され、行政や企業と連携しながら数々の事業を成功させてきた団体です。
大阪の水辺のまちづくり「水都大阪」の取り組みは、大阪府・大阪市・経済界が一体となって進めていますが、その核となるのが、「水都大阪パートナーズ」。
水都大阪の取り組みは、これまで視察を通じて学んでいましたが、政策面を含め、全ての取り組みと、組織体制、新たな施策が体系化された、素晴らしい会議でした。
今回の区議会の代表質問でも、大阪の水辺の素晴らしさは事例として取り上げたところですが、既成概念にとらわれない豊かな発想の「水都大阪」の取り組みの数々を伺ってきました。
撮影した写真の数々と合わせ、イベントについて報告します。
☆ミズベリング大阪会議 写真
☆ミズベリング大阪会議
1日目はトークセッションとワークショップで構成される「ミズベリング大阪会議」
3部構成でした。
大阪の水辺の活用事例から、今後どのように水辺を使いこなしていくか、その先の未来の水辺へとつながる、興味深いお話が続きました。
1・水辺のアクティビティセッション
〜水辺をまちの舞台にする活動をあつめよう
このセッションでは、
水都大阪に相応しい文化創造についてセッション
・水と光、昼と夜の魅力を伝えるコンテンツを世界に発信
・都市の水辺の魅力を発見する
・パブリックを使いこなすそれが大阪流
のテーマで、ディスカッションが繰り広げられました。
コーディネーターは、忽那裕樹氏(水都大阪パートナーズプロデューサー)
パネリストは、大阪や日本の水辺のまちづくりをリードしてきた以下の方々。
岡智恵子氏(光のまちづくり推進委員会プロモーション部会長)
佐藤千晴氏(大阪アーツカウンシル 統括責任者)
玉置泰紀氏(KADOKAWA ウォーカー 統括局長)
山名清隆氏(ミズベリングプロデューサー)
以前の大阪の水辺のお話から、水都大阪の歴史、中心的な取り組みについて、様々な事例に基づくお話でした。
ミズベリングプロジェクトの概要や、活動のコンセプト、目指すものについても紹介がありました
2・水辺のビジネスセッション
〜水辺で楽しい時間を過ごす場所をつくろう
このセッションでは、
市民による水辺の使いこなしのその先をセッション
・水辺の大阪人が都市を楽しみ、分かち合う
・水辺を中心としたまち「大阪」に誇りと愛着をもつ
・水辺をマネジメントする仕組み
のテーマでディスカッションが繰り広げられました。
コーディネーター は、佐井秀樹氏(水都大阪パートナーズプロデューサー)
パネリスト は、水辺のビジネスを成功させてきた、以下の方々。
大江幸路氏(大阪シティクルーズ推進協議会 事務局長)
芝川能一氏(千島土地株式会社 代表取締役)
佐藤裕久氏(株式会社バルニバービ 代表取締役)
平野拓身氏(株式会社ジール 代表取締役)
水辺のビジネスのポイントである3点が、各パネリストの方々が手がける先進的事例をもとに語られました。
1・「楽しい経験や場所を提供」することが、直接の売り上げにつながる。
2・地域の魅力向上に貢献することが、経済波及効果を及ぼす
3・集客を活用したプロモーションを行い、水辺をショールーム化する
水辺で「楽しい」と思える斬新な取り組みを行うことにより、地域の魅力向上や集客にしっかりとつなげていく仕組みづくりや、集客につなげるプロモーション、見せ方の重要性など、様々な気づきがありました。
3.水辺のシビックプライドセッション
〜水辺に人が集い語らうしくみを考えよう
このセッションでは、
市民による水辺の使いこなしのその先をセッション
・水辺の大阪人が都市を楽しみ、分かち合う
・水辺を中心としたまち「大阪」に誇りと愛着をもつ
・水辺をマネジメントする仕組み
をテーマに、ディスカッションが繰り広げられました。
コーディネーター は、泉英明氏(水都大阪パートナーズ プロデューサー)
パネリスト は、以下の方々でした。
伊藤香織氏(東京理科大学 理工学部建築学科 准教授)
嘉名光市氏(大阪市立大学大学院 工学研究科 都市系専攻 准教授)
藤井政人氏(国土交通省 水管理・国土保全局 河川環境保全調整官)
山崎亮氏(コミュニティデザイナー)
様々な事例により、市民による水辺の使いこなし方や、まちに対する誇り、水辺のマネジメントについて、が紹介されました。
パネリストの中で一番まとまっていて、心を動かされたのは、国交省の藤井政人氏の「水辺って何?」プレゼンでした。
水辺が持つ要素(まち・人・文化・シンボル・歴史・商・川・・・などなど)
色気や恋、癒し、食といった要素もとても重要です。
これからは、水辺を「つくる」だけでなく、「育てる」という視点を持つことが大事。
河川空間としての水辺の活用は、様々な法規制や制約があり、自由に使えない、というのがこれまでの問題点でしたが、水都大阪の取り組みは、大阪府・大阪市・経済界・市民が一体となって、斬新なアイディアや熱意を持って楽しい水辺空間を創造してきた良い事例。
「水辺を使い倒していく」という考えを持って、今後は主体的に水辺のまちを創造していく。
今後の水辺の活用を全国的にすすめていくためには、このような主体的な動きが大事、ということがよくわかり、大変前向きになれるお話でした。
☆水の回廊クルーズ・維新派
会議の後は、会議でも紹介された「水の回廊」を船でめぐり、中之島ゲートへ。
水都大阪パートナーズが共催している事業のひとつである劇団「維新派」の公演へ。
水辺に立地する特設ステージでの野外劇でしたが、大阪の過去から未来につながる歴史観、大阪に対する愛情が溢れる素晴らしい内容でした。
広場に屋台も出ており、訪れる人、観劇する人の賑わいの場になっていました。
学びが多く、水辺に関わる第一人者の方々との出会い、再会もあり、充実しました。
2日目の「水辺スクール」のお話は、また次の記事でご紹介する予定です。
☆ミズベリング大阪会議
☆水都大阪
☆水都大阪パートナーズ
☆ミズベリング大阪会議(1日目)&水辺スクール(2日目)写真