昨日は、関東若手市議会議員の会の全国研修のため、荒川区へ。

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朝から夕方まで、幅広い分野を学び、超党派の若市議の仲間やOBの皆さんと交流を深めました。

充実した視察に感謝!江東区政にも大いに参考になりそうです。


特に、ご当地荒川区の菊地秀信議員には視察等のコーディネート諸々お世話になりました。

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視察概要、ブログにてご紹介いたします。


☆視察項目


⑴「荒川区の防災対策について」

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・あらかわ遊園の永久水利施設見学

・中学校の「防災部」の取り組み


⑵「国家戦略特区を活用した保育所整備」

・国家戦略特区を活用した「都立汐入公園内保育所」の整備について

・駅の高架下を活用した保育園「まなびの森保育園」視察

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⑶ゆいの森あらかわ視察

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荒川区立中央図書館、荒川区出身の吉村昭記念文学館、ゆいの森子ども広場が一体となった、あらゆる世代が活用できる、これまでにない新しい「融合施設」。

⑷荒川区民 総幸福度「GAH(Gross Arakawa Happiness )の取組

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☆視察概要


⑴荒川区の防災対策について」


①河川を活用した永久水利施設


永久水利とは、河川水や地下水といった、震災時に枯渇することのない水源を整備するとともに、その水源を消防用水として活用し、消防団や地域住民が中心となって、消火・送水を行う仕組み。

荒川区は、木密地域が区の6割を占め、東京都の地震危険度調査において、火災危険度が高いランク4または5の地域が6割を占めており、地震・火災共に危険度が高い地域。

そのため、首都圏直下型地震等の大規模災害発生時のリスクに備え防災対策に力を入れています。区の防災課の説明とともに、あらかわ遊園の永久水利施設を視察。

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水中ポンプ・自家発電機・送水管・取水栓など、永久水利施設が実際に稼働している様子も拝見しました。

 江東区も荒川流域5区であり、河川が縦横に流れる立地であり、城東地域は木密地域が多いなど、共通点が多くあります。

「防災都市江東」の実現に向け、江東区も防災対策には力を入れていますが、大規模災害を想定して、河川を活用した水利施設を設置するという視点は参考になりました。


②荒川区中学校防災部の取り組み

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 荒川区では、子どもたちの「自分たちのまちは自分たちで守る」という意識を醸成し、将来、地域活動の中核になる人材を育成するために、全公立中学校10校に防災部を創設。

3,234人の生徒たちが学校で防災活動に取り組み、技量・知識・意欲の向上に努めています。D級ポンプやAEDの操作訓練、ジュニア防災検定の取得、区の交流都市でもある釜石市への派遣、中学生防災対策会議、など様々な取組を行なっています。ジャパンレジリエンス大賞2016グランプリも受賞し、全国的に注目を集めています。

 防災部の取組は、地域の世代間交流や地域コミュニティの活性化につながっています。

江東区においても総合防災訓練に中学生が参加していたり、防災アスリート教育を実施している中学校もありますが、荒川区のように全ての中学校が防災部を設立し、将来を見据えた防災教育を行なっていることは素晴らしい取り組みであり、参考になりました。


⑶保育所の整備について

①国家戦略特区を活用した「都立汐入公園内保育所」の整備について


荒川区では、待機児童解消に向け、保育定員の拡大に全力で取り組んできたが、マンション建設や女性の社会的進出等を背景に、平成29年の待機児童数は、181人と増加。

そこで、荒川区では、国家戦略特区制度を活用し、平成28年に都立汐入公園内に保育園を開園。162人の定員を確保しています。

園では、一般開放できる屋上広場や地域子育て交流サロン専用室を設置し、地域子育て拠点としても活用されています。


保育所設置に関しては、近隣から子供の声に関する苦情が増えてきていることもあるが、この保育園は公園内に設置されているため、苦情はないとのこと。また、園庭がないことも、公園を利用する事で解消されているそうです。

現地視察も行いました。


②「まなびの森保育園 町屋」視察

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京成町屋駅高架下の敷地を認可保育所として活用。平成30年に開園。

子どもたちがともに育ち合う場として、安心して生活できる環境を整え、一人一人に寄り添う保育を目指している。保護者にとっても利便性の高い駅に近く、高架下に設置されているので雨の日でも外遊びができることが特徴です。

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視察したところ、高架下のスペースをうまく活用して、保育室が配置されており、音は時折するものの、子どもたちは気にせず元気に過ごしていました。食育にも力を入れているとのことでした。



⑷複合施設「ゆいの森あらかわ」

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平成29年の3月にオープン。荒川区立中央図書館、荒川区出身の吉村昭記念文学館、ゆいの森子ども広場が一体となった、あらゆる世代が活用できる、これまでにない新しい「融合施設」。

来館者が79万人。1日2000人の区民が来場。延べ床10900平米、地上5階、地下1階。

図書館には60万冊の蔵書、絵本館には3万冊の蔵書。800席の座席を備える。



5階は、飲食可能なコミュニティラウンジ。集中して過ごしたい人向けの学習室や、研究室もある。課題解決を支援する調べ物支援カウンターやビジネス支援カウンターなどを設置。

屋外テラスや会話を楽しめるグループ席、静かに過ごせる緑陰読書席もある。

  ゆいの森子どもひろばでは、「読み聞かせ」「体験キット」「ワークショップ」など多様な体験事業を展開。乳幼児や小中学生向けの安全な居場所を提供している。

災害時には、帰宅困難者の受け入れや、乳幼児を中心とした避難所としても活用できるよう、免震装置を採用し、発電機や備蓄倉庫も備える。


78名の職員。59名が非常勤。総工費 90億円。事業者は梓設計。施設のコンセプトを考えるための会議を多く実施。プロポーザルにより決定された事業者の意見も取り入れられている。


⑸荒川区民 総幸福度「GAH(Gross Arakawa Happiness )の取組

荒川区では、だれもが幸せを実感できるまち「幸福実感都市あらかわ」の実現を目指して、荒川区民総幸福度(グロス アラカワ ハッピネス:GAH)の向上に関する取り組みを進めている。荒川区民総幸福度(GAH)は、区民の皆さんの幸福実感を測るための指標を作成し、それを測定・分析することで、皆さんの幸福実感が更に向上するような、より良い区政運営につなげていくもの。区民を対象としたアンケート調査を平成25年から毎年実施しており、平成29年9月から10月にかけて5回目となる調査を実施。調査結果は行政評価の指標に取り入れるとともに、様々な施策の立案等に活用している。


2015年にも視察しており、その時の内容は当時にブログにまとめています。

http://www.suzukiayako.com/archives/52254547.html


◼️質疑応答

⑴GAHの取り組みが長く続いている理由は?

→区長の一声で始まったということもあるが、長く続いてきたのは、職員の心にも、幸福度の考えがストンと落ちてきたからだと思う。

言い続けること、予算編成の時もその事業が荒川区民の幸福(GAH)にどうつながるかを常に聞かれるし、議論にもなる。だから続いているんだと思う。


⑵幸福度については、西川区長の一言で始まったことであるが、区長が変わったらどうするのか?

わからないが、すでに区の職員にも浸透しており、影響を受けているので、なくならないのではないかと考えている。


本当に充実した勉強会でしたので、若市議や視察先の荒川区を始め、皆様には感謝いたします。

ありがとうございました!




 








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