皆さま、おはようございます。
木曜日の深夜に、北海道視察から無事帰京し、昨日から地域の活動に戻りました。
視察最終日は、早朝にオホーツク・知床半島のウトロから出発、釧路市役所、視察項目である阿寒湖を視察。 長距離を運転いただいた徳永幹事長始め、会派の皆様の協力・連携により、大変実りのある視察となりました。
視察の概要をご報告します。
知床の世界遺産である自然について理解を深められる大型船。
私たちが乗船したのは時間が短い硫黄山航路。
知床五湖や、オホーツク海の海鳥、自然について、実際に周遊しながら体感しました。
冬の時期には流氷を観測する船となっています。
私たちが乗船したのは朝の8時ごろの第1便の短いコースで、中高年を中心としたバスツアー参加者以外の個人客は少なく感じました。
お子さん連れなどはほとんどいない感じでしたが、10時発の次の便の乗船客とすれ違ったところ、お子さん・お孫さん連れなど、ファミリーの観光客もいらっしゃいました。
観光客の層が比較的高齢の団体客が多く見えたのは、オホーツクの端にある知床半島という立地も影響しているのかもしれません。
◼️知床世界遺産センター
世界遺産である知床の自然の素晴らしさや、ヒグマやエゾシカなどの動物の模型や写真、大型ビジョンのあるシアターがあり、船で巡った知床の自然の話、世界遺産について、などを学びました。
ウトロ自然保護官の事務所もありました。
◼️釧路市役所
「阿寒湖温泉の業態転向に向けたニューツーリズムの取り組み」
阿寒湖のまりもや、釧路湿原が有名な釧路市。
団体客から個人客へ、インバウンド観光のトレンドが変化する中、世界に誇れる滞在観光地、「2泊3日滞在できる観光地」を目指した取り組みについて伺いました。
訪日外国人を地方に誘客する国のモデル事業「観光立国ショーケース」の3事業のうちの1つに選ばれ、自然や自然共生志向を意識したプレミアムプログラムを策定。
欧米のセレブ層や、アジア圏の富裕層に向けて、滞在型観光、体験型観光「アドベンチャーツーリズム」を推進。
推進体制として、阿寒観光協会は、NPO法人格を取得。営利法人としては、「阿寒湖アドベンチャーツーリズム」をホテル運営会社の団体、JTB、金融機関等と連携して立ち上げ、収益事業にも対応した観光振興を行なっている。
交通利便性が高くアジア人をメインターゲットとしている旭川に対し、広大でアクセス時間のかかる阿寒湖温泉は、「SUPER FANTASTIC」 を標語に、釧路でしかできない滞在型・体験型で付加価値の高い富裕層向けのプロモーション、3〜5万円の体験ツアーを、欧米・アジア人観光客に向けて推進しているなどの違いがあります。
視察対応いただいた課長と一緒に。
◼️阿寒湖 現地視察
阿寒湖の現地視察を実施。私自身、20年前に訪れて以来の再訪でしたが、湖畔に旅館が立ち並ぶ姿は健在。
昔は団体観光客が多かった阿寒湖ですが、個人客へのシフトという様子が伺えました。
地元の方も散歩に使えるような散歩道を新たに整備したり、
観光案内所、観光協会、地元の方が集まるコミュニティセンターが一体となった「まりむ館」が整備されたり、
新たな観光戦略を進めていることが体感できました。
行政視察終了後に、超駆け足、30分ほどの滞在でしたが、阿寒湖の自然の魅力は永遠だと思いました。古くからの観光地の創意工夫を凝らした観光政策から江東区が学ぶべきことは多くあります。
オホーツク町村との連携や、インバウンドを意識した観光推進、江東区観光協会のあり方など、政策提言も様々できそうです。詳しくは報告書作成や、あやこcafeにてご報告します。
関係者の皆様に感謝し、学んだことを区政にしっかり役立てていきたいと思います。
皆さまありがとうございました。