皆様、おはようございます。

江東区議会議員の鈴木あやこです。


月曜日は、区議会の企画総務委員会。任期中最後の開催でした。

これは問題だと思い、質問した1件を紹介します。




  東日本大震災後の平成23〜34年、江東区庁舎の免震工事が実施されたのですが、その時用いられた、

KYB製の免震用オイルダンパーのデータが改ざんされたことが昨年の10月に報告された件で、

新たな不適切行為が見つかったというもの。

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江東区に納入されたオイルダンパーは「原点補正」の機能がある試験機によって

検査されており、原点補正に関する記録がないため、「不正が行われていることが

疑われるダンパー」の取り扱いとなったとの説明でした。


つまり、前回(昨年10月時点)の報告では、「基準値からの乖離が10%であり、要求仕様を

満たしている」から安全性には問題ない。

とのことだったので、江東区としてはその結果を信じていたのですが、

今回の不正発覚により、「安全なオイルダンパーかどうか調査するすべもない」ということが

わかったということ。


対策としてはダンパーの再調整か交換、ということでしたが、再調整したダンパーの安全性を

担保することも現状では難しいため、新規品との交換になる見込みです。

費用は業者負担ですが、質問で確認したところ、オイルダンパー1個5000万円×20個=10億円程度

とのこと。当時の耐震補強の契約金額は約20億円だったため、大変大きなインパクトがあることも

指摘させていただきました。


追記(3月9日)
委員会後に答弁いただいた営繕課長から、オイルダンパーの金額について、1個で5000万円ではなく、20個で5000万円だったという訂正と謝罪が入りました。金額が大きくなくても、やはり免震装置の中では機能的に重要な役割を果たすため、今回の不正が大きなインパクトを持つのは間違いありません。


地震による建物の被害を抑えるための免震工事で不正が行われた疑いがあり、安全性が検証できないダンパーが使用されているというのは由々しき問題。

相次ぐ不正で庁舎の安全が脅かされ兼ねない案件であり、早急にオイルダンパーの交換を業者に求めるよう要望しました。

 今回不正をしたカヤバシステムマシナリーでは、建設中案件やオリパラ案件を優先して交換作業を順次行うとの説明でしたが、来庁者や職員が区役所を安心して使うためには当然のことかと思います。

急場しのぎの免震ではなく、やはり庁舎移転を、という声も聞かれました。


KYB社の偽装オイルダンパーの問題は、報道等されているように全国の官公庁や民間建築物、マンションなど様々な場所で使われており、社会的な影響もとても大きいものです。

江東区の免震構造のタワーマンションでも、偽装オイルダンパー問題の影響を受けているところがあるようで、不安を感じていらっしゃる区民の方もいらっしゃいました。



このほか、長期計画の策定会議、区議選の実施、建設案件の契約、など様々な案件を審議しました。


企画総務委員としての任期は1年でしたが、区の重要な案件について考え、区民の方のご意見などもお伝えできたことは貴重な経験でした。


皆さま、ありがとうございました。


来期、再び委員会の席で発言できるよう、4月の改選に向けて頑張ってまいります。


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