皆様、こんにちは。
江東区議会議員の鈴木あやこです。

本日は、辰巳駅前にてご挨拶を行いました。
辰巳駅では、2011年に議員になって以来、毎週金曜日にレポートを配ってご挨拶しているのですが、今回が選挙の告示前最後のご挨拶の機会でした。

駅前でのご挨拶では、通勤中の会社員の方、学生さんなどに多く出会います。
会社の元同僚や先輩などにもお会いし、毎週元気を頂いている場所です。

議員活動をしていると、

「どうして、会社員という安定した立場を捨てて立候補したのか」

「在職立候補(仕事をやめないで立候補)したと聞いたけど、どんな感じなの?」

など、会社員出身で立候補し、議員活動をしていることについて質問されることも多いです。
後者の質問は、議員志望、もしくは議員という職業に興味のある方からよく聞かれます。
江東区以外で政治を志している方にも、「仕事をやめないで立候補したいだけど」というご相談を受け、実際に当選をされて今は議員をされていらっしゃる方もいます。

「立候補するには、覚悟をして、仕事をやめる決断をしないといけない」
その覚悟はできているのか。

そして、お金はいくら持っているのか。

というお話もこの業界ではよく聞かれますが、多様な世代の声を地方行政に活かすためには立候補のハードルを下げないといけない。
ということを感じており、同じ考えをお持ちだった東京新聞の記者の方から7年前に取材されたときの記事をご紹介します。


☆【新聞掲載】変えたい選挙制度-上-(東京新聞)2012年11月06日
http://www.suzukiayako.com/archives/52064013.html




☆東京新聞掲載記事(2012年11月6日)より抜粋
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「普通に働く人にとって立候補という選択がいかに困難かを示すデータがある。
東京新聞の調べでは、2009年の前回衆院選に立候補した1387人を出身別で見ると、 政官財の出身者が50%強を占める。議員秘書経験者や世襲をのぞく会社員は38人で わずか3%足らずだ。

選挙活動も議員活動も、会社員生活との両立が難しいことが背景にある。
しかし、有権者の半分近くが会社員ということを考えれば、国民の代表としてはあまりに いびつな構成だ。

昨年から東京都江東区議を務める鈴木綾子さん(37)は、休職中だが今もNTTドコモ社員。
若い子育て世帯が多い豊洲地区を拠点に、仕事と子育ての両立しやすい社会の実現などを 出社前に街頭演説で訴え、初当選した。 三期まで、無給の休職が認められる同社の議員休職制度があるから可能だった。
「会社員だからこそ、働く世代の声を実感として政治に届けられる」

鈴木さんのような会社員出身の議員を増やそうと、立候補休暇法案が当時野党だった 民主党有志の議員立法で提出されたことがある。01年のことだ。
02年にも再提出されたが、審議もされぬまま廃案となった。
提案者の一人、小川敏夫元法相は言う。
「今も人材に偏りはある。会社の中に勤める普通の人の中から、いい人材がもっと政治に入ってくるのが望ましいのだが」 ・・・・


詳しい記事は、当時の鈴木あやこのブログも合わせてご覧頂けると幸いです。
☆【新聞掲載】変えたい選挙制度-上-(東京新聞)


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この記事が出たことをきっかけに、在職立候補の相談を受けたり、会社員の方が今の仕事とどのように折り合いをつけて立候補をすれば良いのか、という相談も全国各地の方から受けるようになりました。
秘密を厳守しつつ、個別でご相談に応じた結果、立候補に至ったケース、当選されたケースもあれば、立候補自体をよく考えて見送ったという方もいらっしゃいます。

「普通の人」が議員になることは、政治に多様な意見を反映させるためにも必要です。
私自身、こうした仲間を増やすことで、働く世代の声を地方議会に届けられる社会をつくりたいと思っています。


今後とも、働く世代の声を江東区政に反映できるよう、引き続き普通の会社員の目線を忘れず、活動してまいります。

※記事の写真、掲載された記事中文章については、取材当時に、取材元である東京新聞様の了承をもとに、転載しております。

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