江東区議会議員の鈴木あやこです。

2月25日〜3月4日まで江東区議会予算審査特別委員会が開催されました。
私は、補正予算(総括)、民生費(保育)、産業経済費(観光)、衛生費(公衆衛生・コロナ対策)、国民健康保険会計について質問を行いました。
今回のブログでは、産業経済費(観光事業)についてご報告を行います。
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⒈観光事業について(産業経済費)

⑴観光協会について
①観光協会の統合におけるメリット・デメリットについて
江東区には、門前仲町など深川エリア・豊洲や有明などの湾岸エリア・亀戸や砂町など城東エリアのそれぞれ地域により異なった魅力があり、伝統的な下町と近未来的な湾岸エリアなど幅広い観光資源をもっている。
観光推進についてはこれまで亀戸・深川の2つの観光協会が個々に活動を行っていたが、平成25年に全区的な観光推進組織である一般社団法人 江東区観光協会が設立され、江東区の観光関連団体や事業者などと連携した観光推進に取り組んできた。江東区長期計画(後期)においては、2020東京大会開催に向け、亀戸観光協会と深川観光協会を一本化し、組織体制の強化を図ることが必要と示され、平成29年から検討・準備がすすめられ、いよいよ今年の4月に統合されることとなった。統合後は亀戸・深川両観光協会は江東区観光協会の支部という組織になる。
・江東区観光協会に一本化されることにより全区的な観光推進体制が確立されるため、区や観光関連団体、民間企業を巻き込んだ観光事業の推進が図れると考えますがいかがでしょうか?
・観光協会の統合におけるメリット・デメリットなどをお示しください。

【答弁】
・区や観光関連団体、民間企業を巻き込んだ観光事業の推進について
これまでも観光関連団体や、民間団体を巻き込んだイベントの実施など観光事業の推進を行っていますが、統合後におきましては、各観光協会や民間企業のつながりを活かし、これまで以上に全区的な観光事業の推進を図ってまいる所存です。
・一本化のメリット、デメリットについてですが、2つの視点がございます。
1つ目の視点は、観光客からみた視点となりますが、一本化によって観光情報が一元化されることにより、江東区の観光情報を容易に取得できることがメリットであると考えております。
2つ目の視点としては、観光協会の組織側から見た視点となりますが、これまでにそれぞれの観光協会に加入していた会員が、一つの観光協会の会員へと移行されることによって、異業種間の交流が拡大し、観光事業の展開をより行いやすくなるといった点がメリットと考えております。
また、デメリットについてですが、これまで30数年の間、地域に浸透し、親しまれてきた名称である深川観光協会、そして亀戸観光協会の名称がなくなることかと考えております。


②今後の方向性について
一本化された江東区観光協会が、これまで以上に観光団体や民間事業者等を巻き込んで観光推進を行っていくためには、より民間の発想を活かせる組織づくりも必要になってくる。
そのためには、「観光地経営」の視点を持って多様な事業者と協同しながら観光推進を行い、民間の発想を持って自ら稼げる組織となることも今後目標にしていくべきであると考える。それが政府も推進している地域DMOである。
墨田区では、東京スカイツリーの開業を機に、観光の機運が高まり、民間と連携した観光推進を行うために、前身であった墨田区文化観光協会を解散し、平成21年に一般社団法人 墨田区観光協会を設立。区の補助金をゼロにし、経済的な自立をミッションとして、スカイツリー内にある「すみだまち処」を運営したり、東武鉄道や東京スカイツリー、東武ホテルなどの観光事業者、地元中小企業やアサヒビールなどの区内の大企業など様々な関係者を巻き込み、連携して観光事業を行うことに成功。財政的にも自主事業収入が区の委託事業収入を上回り、安定して事業運営を行っています。
オリンピック開催を機に全区的な観光推進、今後オリンピックレガシーとして江東区の観光の魅力をアップさせて行くことが求められる江東区観光協会も今後DMO化していくという方向性が必要ではないかと考える。
今後の観光協会の目指す組織のあり方について考えを伺う。

【答弁】
 まず、委員の質問にありますDMOについてご説明させていただきます。
観光地域づくり法人をDMOと称しておりますが、このDMOは宿泊施設、アクティビティや交通事業者などの関係者による観光地域づくりの現場を効率的に動かしていくための取り組みの企画立案や合意形成、資金等の必要な資金調達等を行うといった地域観光づくりの司令塔となる法人で、様々な要件をクリアしたうえで官公庁が認め、そして登録された法人となっております。
将来的に目指す組織としては、委員ご指摘の通りMODすべきだと考えますが、今ようやく全区的な観光推進体制がとれる団体となるスタートラインにたったばかりですので、まずは区を代表する観光団体として、区内観光関連団体や他自治体観光協会等の情報共有及び連携、事業実施を行うとともに、観光推進プランに掲げている「江東観光地域づくりプラットフォーム」の構築に向けて検討をすすめてまいります。

【コメント】
一本化を機に、まずは観光地域づくりに向けて「江東観光地域づくりプラットフォーム」の構築に向けて検討をすすめるという答弁でした。
江東区観光協会ができてから、湾岸まつりや豊洲市場の賑わいづくりなど、豊洲や湾岸エリアの観光推進に取り組んでいただき、ありがとうございます。
まずは、一本化を行い、今後のさらなる江東区の観光推進を期待しています。
その後のDMO化についてもぜひよろしくお願いします。

⑵観光案内所について
東京2020大会開催を機に、国内外からの観光客をおもてなしし、区の魅力をPRしていくことは大変重要です。
豊洲駅周辺に多言語対応で文化観光情報を発信できる拠点として観光案内所を設置することについて、平成28年の第1回定例会で質問しており、来年度予算に、豊洲シビックセンター1階に大会期間限定ではありますが、観光案内所の設置(4509万円)が盛り込まれることに大きな期待を感じています。

(1)観光案内所の役割について
今回の観光案内所は、窓口での多言語での対面案内やパンフレット等の配布を主な業務とし、ボランティアで日本文化の案内をしたり、伝統工芸の実演や土産物の販売、文化観光ガイドによる豊洲まちあるきツアーなどを行うことを主な業務としている。

・区が豊洲駅前に観光案内所を設置する目的としては、観光客に会場周辺の観光案内や地域の商店街などのお店案内をすることにとどまらず、城東地区や深川地区などの区内の他の観光名所を案内し、回遊性を向上することも大事であると考える。区のお店の魅力を発信する「ことみせ」や、区のものづくりの魅力をアピールする「江東ブランド」との連携、ららぽーとなどの商業施設(三井不動産)とのタイアップなども有効であると考えますがいかがでしょうか?

【答弁】
観光案内所に関わる質問にお答えします。
区といたしましては、観光客に区の様々な観光資源を訪れていただき、区全体の賑わいや地域活性化につなげていきたいと考えております。このため、これまでも観光客の周遊性向上のため、観光周遊マップを作成し、各地域の観光地や区の南北を結ぶシャトルバスの運行など、本区の魅力のPRに取り組んでおります。
 臨時の観光案内所につきましては、東京オリンピック・パラリンピックの競技会場や大型商業施設などが立ち並ぶ臨海地域と他の地域を結ぶ非常に重要な場所である豊洲に開設を予定しており、区といたしましては、区の魅力を国内外に発信する最大のチャンスと捉え、本区観光施策の重要課題である区内の周遊性を向上させるために、豊洲から各地域へ誘客できるよう、しっかり観光案内をはじめ情報発信などなどに取り組んでいきたいと思います。
また、ことみせや江東ブランド、商業施設をはじめ、江東区の魅力をPRするため関係機関と連携を取り、前向きに取り組んでまいります。


【感想】
・今回の豊洲シビックセンターへの観光案内所設置については、大会会場となる臨海部だけでなく、江東区の全区的な魅力の発信の機会と捉え、南北の移動手段の紹介も含め、前向きに情報発信いただけるとの答弁でした。
期待しております。

※これまでに視察してよかった事例として、映画「君の名は」のロケ地の聖地巡礼でも人気となった飛騨高山の観光案内所として、高山駅前の観光案内所の事例もご紹介しました。

【要望】
 最後に、地元住民が懸念されている混雑対策について要望いたします。
大会開催時に心配されるのは豊洲駅周辺や地域の居住エリアへの人の集中。
豊洲の居住エリアや生活道路に観光客が入り込むことによる治安の悪化や混雑について地元住民の方々は不安に思っており、大会組織委員会にも説明回答を通じて様々な要望をされています。大会期間中のまちあるきなどツアーされる際は、そのことをご留意いただくよう要望します。


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各質疑の内容について、順次質問と答弁概要をお知らせしています。
質疑内容については、江東区議会インターネット中継の録画中継が順次アップされますのでこちらも合わせて御覧ください。

☆江東区議会インターネット中継(鈴木綾子の質問)



また、コロナウイルス対策関係の江東区の対応等については、江東区ホームページにて順次情報が更新されておりますので、合わせてご覧いただけますと幸いです。

☆緊急情報一覧(江東区ホームページ)



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