皆様、こんにちは。先月11月28日の江東区議会の代表質問について、「江東湾岸エリアのまちづくり」に関するブログ(前半)を更新いたします。

都営豊洲4丁目アパートと辰巳団地はともに駅前に立地する昭和40年代に建設された都営団地で、現在建て替えが行われています。

いずれも、高層化されて住居が集約されることにより、用地が創出されます。その創出用地の活用に伴う再開発について、過去の経緯も含めて質問いたしました。今まで鈴木あやこが更新したブログも合わせ、ご覧いただけると幸いです。

先程のブログに続き。(2)辰巳団地の建替と辰巳駅前再開発について からご紹介します。





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2.江東湾岸エリアのまちづくりについて

大綱2点目は、江東湾岸エリアのまちづくりについて伺います。江東区、とりわけ湾岸エリアのまちづくりについては、都市計画や土地利用などにおいて東京都と密接な関係があります。本区だけで決められないという性質があることは承知しておりますが、区民の声を活かしたまちづくりを行うために、東京都の動きを待つのではなく、区として主体的に、スピード感を持ってまちづくりに取り組んで頂きたい、という思いを込めて質問します。






(2)辰巳団地の建替と辰巳駅前再開発について

【質問】

都営辰巳一丁目団地は、総戸数3326戸、87棟、敷地面積14ヘクタールと、区内最大かつ都内では3番目の大規模団地です。老朽化により、平成25年から建替工事が開始され、平成39年に完成予定です。

辰巳団地建替計画は住宅の建替のみならず、駅前の再開発や既存の小中学校の再編、高齢者施設などの公共施設の整備など、辰巳地区のあり方を大きく変えていく再開発事業です。

東京都が平成22年に発表した計画によると、建替による住宅の集約を行った後、用地を創出し、複合市街地ゾーン・公共公益ゾーン、住宅ゾーンを整備し、辰巳駅周辺にふさわしい都市機能の導入や都市基盤の整備などを図るということでした。

現在の辰巳駅前には、自転車駐輪場やコミュニティサイクルポート、喫煙所、小・中学校などがあるものの、商業施設等の賑わいや生活利便施設が圧倒的に不足していることから、地域住民からも団地の建替を機にした駅前の再開発を期待する声が上がっています。

まちづくりの方針については、都の動向を待つのではなく、団地住民、辰巳駅を利用する辰巳・東雲などの地域住民の声を次期の都市計画マスタープランワークショップなどを使って区として意見集約をし、要望を都に提案、協議などをしながら地域再開発を成し遂げていくというプロセスで主体的に動いていく必要があると考えます。



①辰巳団地の建て替えに伴う辰巳駅前の再開発について区ではどのように受け止め、動いているのでしょうか。

②辰巳団地建替に伴う駅前再開発ビジョンについて、次期都市計画マスタープランではどのように位置づけ、具体的なまちづくりを行う予定か、伺います。

【答弁】

創出用地を活用した駅周辺の再生は、商業施設など駅前に相応しい土地利用のチャンスであると認識しています。都に対して、駅前に相応しい拠点の形成といった地域課題を要望し、地域全体の活性化につながる計画となっております。事業の進捗状況に合わせ、引き続き都と協議してまいります。

また、駅前開発ビジョンの都市計画マスタープランへの位置付けと具体的なまちづくりについてですが、都の動向等を踏まえつつ、辰巳地域核における位置付け等を検討してまいります。


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辰巳団地の建て替えを機にした辰巳駅前のまちづくりについては、辰巳団地住民のみならず、辰巳・東雲などにお住まいの辰巳駅利用者の皆様を始めとした様々な区民の皆様の声を伺い、よりよいまちづくりに取り組むべく、推進していきます。

現在の辰巳団地と辰巳駅周辺の写真です。

建て替えをしていない棟の辰巳団地
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建て替えをした棟の辰巳団地
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辰巳駅前

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※辰巳団地建替計画に伴う当時の資料等は後日こちらにアップする予定です。


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