江東区議会議員の鈴木あやこです。
5月13-14日の2日間、若手市議会議員の会で岐阜県の視察を行いました。
【視察項目】
・岐阜市の歴史文化と本物志向の観光まちづくり岐阜市では、戦国時代に活躍した斎藤道三・織田信長によって築かれた城下町や、町家、神社仏閣が数多く残っています。また長良川・金華山に代表され る美しい自然環境のもと繰り広げられる「ぎふ長良川の鵜飼」や「岐阜まつり」、伝統工芸など地域固有の歴史や伝統を誇っています。
岐阜市では、「歴史まちづくり計画」を策定し、市民の誇りにつながる本物志向の観光まちづくりを進めています。
・岐阜市子ども・若者総合支援センター(エールぎふ)岐阜市では平成26年度(2014年度)に「子ども・若者総合支援センター」(エールぎふ)を開設。0~20歳前の子ども・若者とその家族を対象に相談・支援を行っています。
子どもやその家族に関わる問題は多岐にわたり、一面的な支援だけでは根本的解決には至らない。子どもへの支援を充実させるため、多分野の専門的支援が連携したワンストップ型の相談窓口が市の中心部に開設されました。
当時、4課あった教育と福祉の部署が統合され、臨床心理士、社会福祉士、保健師、スクールソーシャルワーカー(教員OB)など約120人の市の職員が勤務するほか、カウンセラー、小児科医・児童精神科医などの専門アドバイザーも配置。乳幼児相談・支援、家庭児童相談、発達支援、教育支援、才能伸長・自立支援という大きく5つの分野に分かれ、子どもの発達段階に応じた支援を継続的に行っています。
・岐阜市の交通政策・自動運転バスに乗車自動運転バスがいつも走っているまち岐阜市
岐阜市では、2023年11月25日、中心市街地を巡る自動運転バスの定期運行を開始。
期間は2028年3月末まで。市によると、交通量や人通りの多い市街地で長い期間継続運行するのは全国で初めての取り組みである。
現在走行しているのは、「ギフハートバス」の愛称がついた赤い車両2台。
BOLDLY株式会社が岐阜市が実施する自動運転バスの通年運行事業に協力している。
オペレーターが同乗し、状況に応じ手動で操作する「レベル2」でまず運行を始め、27年度までに特定の条件下でシステムに全操作を任せる「レベル4」での運行を目指す。
最高時速は19キロで、歩道と車道が分離されていない場所では9キロ以下に減速する。悪天候時は運休する。
路線は2ルートでいずれもJR岐阜駅発着となる。30分間隔で毎日12便を運行する「中心部ルート」は繁華街の柳ケ瀬や市役所などを通り約40分で1周する。土日祝日限定で、1日当たり3便の「岐阜公園ルート」は1周約70分間。観光スポットの岐阜公園や川原町などを周遊するというもの。
実際に岐阜市役所から岐阜駅までを往復で乗車しました。走行については、障害物を検知して減速したり、急停止するシーンもありましたが、オペレーターの方が交通状況を見てサポートしており、安全に走行していました。
オペレーターの方が操作しているのはX BOX(ゲーム機と同じ)のコントローラで、通常の車にあるアクセルとブレーキではなかったのは驚きでしたが、自動運転バスが実際に公道で定期運行できていることに技術の革新と岐阜市の事業にかける意欲と先駆性を感じました。
このほか、岐阜市中央図書館や長良川の鵜飼も見学。
岐阜市の歴史文化を生かした取り組みから最先端の交通政策まで大変深い学びを得ました。
長良川の清流のある美しい自然環境もある大変魅力的なまちでした。
若市議OB会の先輩方や視察先の皆様に感謝いたします。学んだことを江東区政にしっかり活かしていきます。
ありがとうございました。